朝に太陽の光を浴びると睡眠の質が高まる理由について
夜布団に入ってもなかなか眠れない。
眠ってもすぐに目がさめてしまい、そのまま朝になってしまう。
とくに40歳以降になるとこのようなことが多くなりますよね。
そこで、睡眠の質を高めるためにはどうすればよいのかいろいろと調べてみると、どうやら朝に太陽の光を浴びると良いということです。
では、なぜ太陽の光を浴びると睡眠の質が高まるのでしょうか?
朝に太陽の光を浴びると、体内でセロトニンという物質が作られます。
セロトニンには心のバランスを整え、ストレスを減らす効果があり、実際にうつ病を軽減する効果もあることが医学的にも証明されています。
朝起きたらすぐにカーテンを開けて、太陽の光を浴びると、体内でセロトニンが生成され、体内時計がリセットされます。
人間の体内時計というのは、25時間にセットされていますので、朝に太陽の光を浴びることで24時間に調整されるのです。
もし散歩をする時間があるのであれば、軽く散歩をすると良いでしょう。
早朝は空気もきれいですし、太陽の光を浴びながら散歩をすればストレス解消になります。
さらに、朝に太陽の光を浴びることで、メラトニンの分泌を抑えることができ、目覚めがすっきりします。
メラトニンというのは一般的に、夜の9時ごろから出始めて、夜の11時ごろに眠気を感じ、朝方にかけて徐々にさがっていきます。
体内時計が25時間から24時間に調整されるとメラトニンの分泌スピードも早まり、夜の10時には眠気を感じるレベルになりますので、夜の寝つきも良くなります。
ですから、逆に夜は強い光を浴びないように注意しましょう。
寝る前はテレビやパソコンの画面を見ないようにし、照明も少し暗くできるのであれば暗くしたほうがよく眠れるようになります。