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中秋の名月に由来する食べ物とは?

中秋の名月に由来する食べ物は何なのかということは、中秋の名月の意味を知ると良くわかります。

 

そこで、中秋の名月とはいつのことなのか、なぜ中秋の名月というのか、さらに中秋の名月に由来する食べ物について調べてみました。

 

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中秋の名月

 

中秋の名月とはいつのこと?

 

中秋の名月とは、旧暦の8月15日の夜に見える月ことをいい、「十五夜の月」といわれています。中秋というのは、秋のど真ん中の日のことです。

 

旧暦では、秋というのは7月、8月、9月なので、8月15日がちょうど真ん中にあたります。

 

ところで、旧暦の8月15日というのは、現在でいうと9月20日ごろにあたりますが、年によって若干違います。

 

旧暦の8月15日の夜に見える月は、1年で最も美しい満月が見えるということで、中秋の名月といわれ、その満月のことを十五夜と呼ぶようになりました。

 

しかし、実際には中秋の名月の日であっても満月でないときもあり、必ずしも中秋の名月の日と満月の日が一致するわけではありません。

 

むしろ、満月でないときのほうが多いくらいですが、中秋の名月というのは一種のお祭りなので、実際に満月であることとは関係なく、旧暦の8月15日を中秋の名月といっているようです。


中秋の名月にお団子をお供えする理由は?

 

満月というのは昔は豊穣のシンボルとして方策をつかさどる神に見立てられていたので、お団子をお供えするようになったといわれています。

 

ではお団子をいくつお供えするのかといことですが、これには2つの説があります。

 

ひとつは、12個という説です。これは、満月の数が平年の場合1ヶ月に1回ということで合計で12個なので、お団子を12個備えるということです。(閏年の場合は13個になります)

 

もうひとつは、十五夜だから15個という説です。十五夜の日には、15個の丸い団子をピラミッド状に重ねて置くことで十五夜を表現し、神様にささげていたのです。

 

中秋の名月というのは、もともとは豊作を感謝するという行事だったのですが、その名残として、中秋の名月にはお供え物としてお団子をお供えするという風習が今でも残っているため、お団子を食べるというわけです。

 

最近ではおしるこにして食を楽しむという人も多いようですね。


中秋の名月に由来する食べ物はもなか

 

もなかというのは、漢字で書くと最中と書きますね。その理由は、江戸時代に吉原の「竹村伊勢」というお菓子屋さんが「最中の月」という名前の煎餅を作り、これが省略されて「最中」と呼ばれるようになったそうです。

 

最中の月というのは、旧暦十五夜の月つまり中秋の名月のことです。

 

平安時代の歌集「拾遺集」に、「池の面に照る月なみを数ふれば今宵ぞ秋のもなかなりける」とあり、これをもとに「最中の月」という名前がつけられたと思われます。

 

なお、もなかは真ん中に餡が入っているため、中央を意味する「最中(さいちゅう)」から名付けられたという説もありますが、もなかに餡が入ったのは、「最中の月」が作られたあとなので、そう考えると最初の説のほうが有力ですね。

 

ということで、中秋の名月に由来する食べ物はもなかであるということが言えるのではないでしょうか?

 

もなかの話をしていたら、こんなもなかを食べたくなってきましたね。